点火時期を進めたい(その3)
ってことで、机上であれこれ考えてても仕方がないので、手持ちのCDIをあれこれ付け替えて、現状の点火時期を確認してみることにしました。
GB250は、クランクケース左側のカバーにクランク角の点検窓があり、カバーボルトを外すと、フライホイール外周に刻印されたTマーク(上死点)、Fマーク(点火時期)、最大進角(|線が2本あっって、最大進角時にその間だと正常って事っぽい)の3つがあるんですが、クランクを回しても一向に見つからなくてですね...
「プラグホールに割り箸を突っ込んで、クランクを回して割り箸が一番飛び出る付近が上死点(排気なのか圧縮なのかはマークだけではわからない)」という、超原始的な手法で上死点近辺にクランク角を合わせ、クランクを前後にゆっくり回しつつ、狭い穴をiPhoneのライトで照らしてみたところ、
モンキー用 | 純正 | 純正予備 | 中華青 | |
1000 | 10ぐらい | Fマークぴったり | ← | 1本目 |
1500 | 10ぐらい | Fマークぴったり | ← | 1本目 |
2000 | 15ぐらい | 12ぐらい | ← | 1本目 |
2500 | 24ぐらい | 未計測 | ← | 1本目 |
3000 | 1本目 | 20ぐらい | ← | 1本目 |
って感じでした。中華青の固定進角は事前の情報通りだったんですが、今つけているモンキー用に関しては、事前の予想とは違い、
・最大遅角が、事前予想:16度近辺→実測:10度近辺(遅角幅が予想より大きい)
・3000rpmで最大進角付近に到達(予想より進角カーブが急)
っと、始動時以外は中華青の固定進角とそれほど変わらない感じ..。
アナログ回路ですので、遅角幅はピックアップコイル の起電力とかに影響されるのでしょうが、250ccは3000rpm以下なんて停車時以外はほとんど実用域から外れているので、いくら始動時の点火時期がGB250純正と近いとはいえ、3000rpmで最大進角付近まで進角してしまうのであれば、「始動時やアイドリング時に、中華青よりはエンジンに優しい」以外に、純正からわざわざ付け替えるメリットはあまりないのかもしれません。モンキーとGB250とではコネクタの形状も違うので、5Pin→6Pinへの変換ケーブルも作らないといけませんし...
けどまぁ、CDI故障で新規手配するのであれば、青よりもモンキー用を選ぶ方が安全ではあるかと思います。
まぁ、これで、手持ちのCDIの特性はおおよそ把握できたので、とりあえずは今つけているモンキー用を継続使用しつつ、今後の作戦を練ってたんですが、このままアナログAC-CDIで点火時期を進角するのであれば、
・使う予定のない固定進角の中華青CDIを分解し、パルス入力部分にCRタイマー回路を追加して、遅角と進角カーブを私が求めるものに合わせる。コンデンサや抵抗の選定は実車でのトライ&エラーが必要かも。(アイドル域で8度前後、最大進角回転数6000rpmぐらいになればいいんだけどなぁ)
・その後、点火パルスのピックアップ位置を7度ほど進める
・結果、両者の組み合わせで、計算上は、アイドル域で15度前後〜中間域は純正相当〜最大進角は35度になるはず
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