GB250のリフレッシュ(ZZ-R250用マスターシリンダの流用によるスワロー対応とGSX-R750用クラッチホルダ流用によるダイヤル式遊び調節機能)

【2018.11.12】

地味すぎる...

 ということで、あまりにも地味且つ、それほど意味のないコンテンツなので足早に。

 私のGBはハリケーンさんのミニスワローに交換済みですが、純正の一文字ハンドルと比べると、少なめに調整しているとはいえ、いわゆるハンドルたれ角が付いています。この場合、一文字ハンドルが前提の純正マスターシリンダも同じだけ角度がついてしまいます。

 ちゃんとメンテされていればマスターシリンダに角度がつく事自体はそれほど大きな問題ではないのですが、フルードが減り気味だったり、マスターの装着角度があまりにも急角度になると、直立状態では問題なくても、ハンドルの切れている角度やバイクのバンク角によっては、タンク内のフルードがマスターのポートに対して大きく傾いてしまい、最悪、エアを噛んでしまう液面よりポートの方が上に出てしまう)可能性があります。

 これを防止するため、レーサーなどではいわゆるタンク別体式マスタシリンダが採用されていますが、個人的な価値観ではGBなどのトラディショナル系Cafeスタイルには別体タンクは似合わない(個人の主観です)と思っているので、カワサキさんのセパハンツアラー、ZZ-R250のマスターシリンダをヤフオクで調達し、ピストンのシールなどをOHの上、換装
しました。(ニッシン製で、初期型GB250のマスターがセパハン対応化したような雰囲気のマスターです。)

GBの純正マスタ。
見えませんが、リザーバタンク内部のミラー穴側にポートが2つあります。
この純正マスターとセパハンの組み合わせは、液面が低く、且つ、左に大きくバンクした際に
ポートが液面より上に出てしまう可能性が(少しだけ)あります。
(逆に右バンクでは大きな問題は出ないと思います)

交換後のZZ-R250マスタ。
時計が巻けずに、ベルクロで貼り付ける羽目に...
写真の角度が上と揃ってないので比較画像としては不適切ですね^^;


正面から見たZZ-R250用純正マスタ
直進状態でマスタタンクが丁度水平になるので、左右どちら側にも均等にマージンがあります。

こっちはGBの純正マスタ
マスターに角度がついてしまう(ハンドルと平行)ので、
作業時などでは、ハンドル直進状態でフルードをタンク一杯に満たすことが来ません。
ハンドルを左一杯に切れば入りますが、蓋の合わせ面が液面より下になるので、滲んでくる可能性もあります。

 換装にあたっては、ホースの取り出し位置が違ったり、液面確認窓の位置が違ったり、マスターの径が11mm→1/2インチ(12.7mm)に変わったり、ホンダの純正レバーが使えず別途手配したり(ブレーキランプのスイッチを押す部分に互換性がない)など、それなりに色々あるのですが、誰も興味ないと思いますので、大幅にカットです。w

 続いては、GSX-R系のクラッチホルダですが、こっちは完全に個人の趣味で、ワイヤー式のクラッチは油圧式と比べて遊び調節が簡単にできますが、GBのホルダは極めて一般的なタイプ(調整にプライヤーなどの工具が必要)なので、手持ちのストック部品(油冷後期GSX-R750用)にサクッと交換。調整ダイヤルが板バネで固定されているのでロックナットがなくても緩むことがなく、工具不要で調節できます。

やっぱ、ワイヤー式はこれじゃないと。
アルミのダイヤルを指先で回すだけで調節が可能です。
あ、防水性などはブーツのついたGB純正が一番確実です。^^;

 GSX-R用のホルダはミラー用の穴がなかったり、ホルダが分割式ではないのでグリップやスイッチを外してハンドルバーに差し込んで交換する必要があったりとそれなりに面倒ですが、クラッチワイヤはGB純正のままで全然大丈夫です。





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