GB250のリフレッシュ(フロントフォークアウター磨きと、フォークオイル交換、スラストベアリング挿入)
【2018.10.30】
ってことで、タイトルのまんまの作業内容を備忘録を兼ねてつらつらと。
過去に乗り継いだバイクとは違い、GB250には全年式通じてフォークのアウターチューブにオイルのドレンがついてます。作業前は、フォークを抜かずにオイル交換作業できるってのは、それほどアドバンテージとは思ってなかったのですが、実際にやってみると「全部のバイクにつければいいのに」ってぐらい便利でした。
ってことで、タイトルのまんまの作業内容を備忘録を兼ねてつらつらと。
過去に乗り継いだバイクとは違い、GB250には全年式通じてフォークのアウターチューブにオイルのドレンがついてます。作業前は、フォークを抜かずにオイル交換作業できるってのは、それほどアドバンテージとは思ってなかったのですが、実際にやってみると「全部のバイクにつければいいのに」ってぐらい便利でした。
オイルが抜けるのを待ってます
手がオイルまみれなので写真はこれだけですが、手順的には、
1)トップブリッジのフォーククランプを緩める(6mm ヘックス)
2)フォークのトップキャップを緩める(22mm ボックス)
3)フロントアクスルを緩める
4)センタースタンド+ジャッキでフロントをあげる
5)アクスルを抜き、タイヤを外す(22mm、17mmボックス)
6)ドレンボルトを緩める(8mmだったかな?)
7)コンビニ袋をセットし、ドレンボルトを抜く
8)フォークのトップキャップを外し、スプリングを抜く(GBにはカラーは入ってない)
9)アウターを収縮させてオイルを排出する
10)上やドレンホールからパーツクリーナを吹き、内部を洗う
11)ドレンを締め、規定量のフォークオイル(G10 205cc/本)を注ぐ
※今回はカワサキのG15を205cc投入
12)スプリングをセットし、逆手順で組み付け
って感じです。今回は、フォーク内部にスラストベアリングを仕込みますので、オイルが抜けるのを待っている間に、各種計測も実施しました。
GBのフォークキャップと、内径12mm、外径26mmスラストベアリング
GB250のインナーチューブ径は33mmですが、パイプの肉厚などが全く不明で、ベアリングの手配は結構あてずっぽだったのですが、結果的にこのサイズでジャストフィットでした。(同じ33mmフォークのSDRの記事を参考にさせていただきました)
一応参考までにGBの計測結果を載せておくと、
キャップ側のスプリング座面が当たる部分が25.8mmぐらい
キャップ内部の穴が16.15mmぐらい
ベアリングのコロ全体がキャップの座面に当たるのは望めそうにないですが、スラストワッシャをかますので、大きな破綻はなさそうです。また、キャップ側の穴に頭を削ったM12のプラスチックネジを仕込んでベアリングのセンターを出そうと思ってネジまで手配済みでしたが、仮組みの結果、一度組んでしまえばGBではセンターがズレる可能性はほとんど無さそうでしたので、組み込みませんでした。
キャップに乗せるとこんな感じです。
スプリング側はこんな感じ
インナーチューブ内側との隙間はほぼない感じです。
横から見るとこんな感じです。
ベアリングとワッシャを挟むことで、結果的にイニシャルが4mmかかることになります。
この後、デイトナの塗装剥離剤をアウターチューブに刷毛塗りし、クリア層を剥いだのちにペーパーでざっくり錆を落とし、逆手順で全てのパーツを組み込んで終了です。
作業前
作業後
作業自体は滞りなく完了し、ざっと試走してみましたが、オイルの粘度変更(G10→G15)やイニシャルが4mmかかった割には、ゴツゴツした感じは全くなく、逆に、停止時の押し引きで「ギリッ」っとした感触が全くなくなり、とてもスムーズなフォークになった感じがします。
フォーク上部側とはいえ、内部に仕込んだベアリングはサスが動く際のフォークオイル飛沫できちんと潤滑されますので、イニシャルが4mmかかってしまう(スプリングカラーがないので、カラーを短く切ってノーマルのイニシャルに調整できない)点だけ目をつぶれば、デメリットは殆どないGB250チューニングのような気がします。コストもバカみたいに安いですしw
かかった費用:(全てモノタロウで手配)
NTN スラストベアリング AK1101 204円×2個 408円
NTN スラストワッシャ AS1101 50円×4個 200円
デイトナ MCペインター塗装剥がし剤 1501円
カワサキ フォークオイルG15 1L 1609円
コメント
コメントを投稿